コウイカの墨から作られたレメディーです。
お子さんよりも大人の女性に使われることの多いレメディー。
ただ、特有のシイピア像は少女にもみられることがあります。
シイピアさんの見かけ
典型的なシイピアさんは痩せて細い手足、黄色い、土気色の顔をして
鼻のあたりに鞍状に(セピアカラーの）色素沈着が見られます。
肝斑もあります。
ほくろが顔や体に多くみられ、これはSep.が
癌マヤズムであるCarcinosin(カシノシン）の急性版であることからもわかります。
体毛は濃い傾向があります。
目の下はクマができているかもしれません。
筋肉は疲れて張りが見られず、たるんでいます。
寒がりで手足が冷たく、寒さで悪化しますが、
動作や、強い感情で多量の汗をかいてしまいます。
意志に反したことをせざるを得ない状態
またまた典型的なシイピアさんの話ですが、
例えば5人子供がいて、子供の世話に毎日明け暮れてこんな風に落ち込んでいます。
「もうやりたくない、でも私がやらなくちゃいけない。
子供たちのことも、もう可愛いと思えなくなってきた」
（それに罪悪感がある）
本当は一人きりになりたい。（Leave me alone!)
逃げ出したいが、夫に経済的に依存しておりどうしようもなく感じる。
そして疲労困憊して、夫に誘われても怒りと嫌悪感しかない。
「人生とはなんと骨の折れるものなんだろう」
と感じ、どんどん絶望して、何に対しても無関心になっていきます。
ホルモンのアンバランス
とても重要な子宮のレメディーのひとつです。
生理の問題、妊娠中の問題が多くあります。
流産しやすい、または流産以来調子が悪い。
他にも、妊娠、子宮の手術、ピル、更年期など以来調子が悪いといった、
～以来の調子の悪さがホルモンバランスに関わることがきっかけと
なっている場合は一番に考えるべきレメディーです。
妊娠中は
食べ物のの事を考えただけで吐き気が悪化します。(特に朝や食後が酷い）
胃が空っぽで下に沈んでゆくような空虚感は食べている間だけ和らぎます。
また、普段から酢が大好きですが、妊娠中は特に酢や酢の物を切望します。
また、子宮出血、下方に押される感覚を伴って暗赤色の出血がある。
または、代償性の鼻血が出る事があります。
乳房の痛みやひび割れ、痒みなど。
大きい硬いボールの感覚を伴った頑固な便秘。
妊娠中は特に疲労感を感じて、カンジダ症になりカッテージチーズのような
悪臭の黄色い分泌が出るなど、悪化します。
ホルモンのアンバランスによって、肝斑が多数現れたり、男性化してしまい、
髭が濃く生えてくる場合もあります。
また、毎春の痒い白癬様の発疹やヘルペス性の発疹が現れるかもしれません。
重く垂れ下がる感覚とうっ滞
循環が悪く、全てが(心身ともに）停滞しています。
身体のある器官が正常の位置から下垂した状態へのNO.1レメディーです。
例えば、慢性疲労による身体の重く垂れさがる感覚。
子宮脱や下腹部の重く下がる感覚。
（脚を組むか、抑えるかしなければならない）
まぶたの垂れ下がりなど。
皮膚も垂れ下がってたるんでいるようにみえます。
そんなシイピアさんが生き生きと躍動し、症状が好転することがあります。
それはダンス！
ダンスや激しい運動により、やっと自分を取り戻して生きることが実感できるのです。
シイピアの子供
イライラと直ぐに家族に対して腹を立てます。
ひどい感情の谷間に突然落ちて、全てに無関心になります。
自分は理解されないと否定的に黙って落ち込み、
子供なのに人生に疲れ切っています。
身体は重く感じて疲れているのでずっと立っている事ができません。
すぐにしゃがみ込んでしまう子供です。
短時間失神することもあります。
体温も低く天候の変化に敏感で風邪をひきやすいです。
友達に誘われても気乗りしませんが、
ライブやダンスなどの会場に行くと俄然元気がみなぎって
急に激しく躍動し始め、全てが好転する特徴があります。
唯一、激しい運動によって自分を解放できるかのようです。
シイピアさんの子育て
根本体質がシイピアであった場合、
精神的に健全に育つのは難しいという見解があります。
(ホメオパシー心理学 Philip.M.Bailey著）
子供にしては自立的で親から理解されない性質があって
それが不健康であると見做され、結果必要な自信を育まれないにくい為です。
フォスフォラスさんは責任が重すぎるとシイピアになる可能性があります。
親はシイピアさんの持つ独特の感性や洞察力を理解できなくとも、
否定することなく見守ることができれば
肯定的な自尊心を育てていけるでしょう。
独自の世界観を持つシイピアさんに将来を夢見させてあげるつもりで
したい事をするように応援してあげてください。
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