根本体質レメディーがわかる㉔Caust.コースティカム
- ホメオパシーolive湘南辻堂

- 6 日前
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コースティカムCausticumは消石灰と硫酸水素カリウムの化合物とされ、ハーネマンが独自に調合したものです。通常、水酸化カリウムまたは苛性カリであると考えられています。ポリクレストレメディーの1つで、特に神経、骨関節、皮膚等に親和性があり、小さな子供から老人まで幅広く使われます。

Caust.コースティカムさんの概要
心も体も頑なで、自分なりの正義を守りたい気持ちが強い人です。 とても同情心が強く、他人の痛みに共感します。他人の世話をしたり、一見phosさんの様ですが、phosさんよりもかなり頑なで、コースティカムさんは不公平に強く抵抗します。 ※phos.とcaust.はとても似ているので、Cポーテンシーのレメディーはとても相性が悪い (イミニカルの関係)になります。続けて使わないように気を付けてください。 (LMポーテンシーは問題ありません) ※Merc.も同様 最下部参照 敏感で悲観的な傾向があり、特に病気の時には良くならないと思い絶望します。 ネガティブなニュースに影響されやすく、悲惨な事件や悲しいニュースを見るだけで感情的に不安定になったり泣いたりします。(=Calc.) 青年期のコースティカムさんはアナーキストと称され、自分の理想を世の中へ働きかけるべく、現場へ立ち向かい、命を懸ける可能性もある人です。 年齢と共に厭世感を増し、世の中に思う変化が見られないと不正を正せなかった罪悪感や絶望感で鬱になったり、強迫神経症を発症したりと心身共により強張っていきます。 結核マヤズム傾向と共に梅毒マヤズム傾向が強く、関節リウマチ等の関節の痛み、筋肉や腱の収縮や関節の奇形が見られます。 神経は麻痺へと向かい、尿失禁、麻痺性便秘、顔面麻痺、眼瞼下垂、抹消神経麻痺、癲癇、振戦等々が見られます。 呼吸器や喉の症状にも親和性が高く、いつも乾燥した冷たい風により悪化していきます。 皮膚症状も特徴的で、顔や指のイボや古い火傷の瘢痕が収縮し痛みます。 また、ひどい火傷以来の精神的落ち込み等など、心身の引きつり、強張った状態に適用となります。
繊細で感情的な子供
同情的で不正に怒る コースティカムさんは、過分に繊細で同情的です。人の痛みや苦しみに同情し、動揺します。不安で暗闇が怖く一人で眠れないと泣いて訴えます。
フランスの医師ホメオパス、D.Grandgeorgeはこう表現します。「新しい心配事が現実に起こるのではないかと絶え間ない恐怖の中で生きている」「この子たちは誕生時などに劇的な困難を体験している」(トラウマ的な体験があった)とあり、例えば妊娠中のショックは子供の脳や脊髄神経の一部に影響し、吃音や排尿障害等の症状に繋がることを示唆しています。またアメリカの著名なホメオパス、M.Castroは「生まれつき悲観的、怒りっぽい子供。」学校では恥ずかしがり、家では親や身内に怒り、横柄な口を利く傾向があるでしょう。周りをコントロールする為に虚弱さを利用するかもしれません。(前述のD.Grandgeorg)成長するにつれ、理想主義的になり、理想と現実のギャップから親や教師により反抗的になる傾向があります。

コースティカムさんの身体症状
成長は遅めで、特に歩き始めるのがゆっくりかもしれません。 麻痺傾向があり、寒さや冷たい乾燥した風(冷房の風等も)にさらされた後に起こる顔面神経麻痺等、麻痺性疾患の傾向があります。声枯れやヒリヒリとした喉の痛みを訴え、冷えた水を欲しがります。話すと悪化して、喉に窒息感があり痰が吐けずに苦しい、また嚥下ができません。
舌の麻痺が見られ、興奮してどもったり、不明瞭な発音の傾向があります。 脳や神経機能の興奮による吃音やチック症状に特に考慮されるレメディーです。 喉の問題 咽頭炎は灼けるように乾燥し、ヒリヒリする。 絶え間ない咳は体力を消耗し、特にベッドで温まったり、冷たい乾燥した空気で悪化する。冷たい水を少しずつ飲むことで一時的に楽になる。 咳と共に声枯れ、咳の後も残る声枯れ。 嚥下の問題は窒息感を伴なって、常に嚥下したくなる。
腸の蠕動運動が麻痺して便秘する傾向。便秘にもかかわらず、便は柔らかいかもしれません。また、便を出すのに苦労し、立つまたは腰を浮かさないと出ない傾向。
おねしょは寝入りばな数時間のうちに排尿する傾向があります。排尿感覚が無いことが特徴的です。(Sulphはトイレの夢を見ておねしょ、Equis.はシリカ体質の子供の習慣性おねしょに適応)咳で尿が漏れることがあります。
また、13~14才で起こる夜尿症にも適応があり、「排尿している感覚が無いので、手で触ってみて確認する必要がある」(M.L.Tylor)
イボが頻繁に現れ、鼻、唇、瞼、手や指先に大きな疣が出来ます。または、小さく広範に現れる伝染性軟属腫(水イボ)等ウィルス性の疣。
やけど 水泡ができるヒリヒリとした痛みを伴う火傷、第三度(重度)の火傷の病院までの痛みや症状の緩和に投与できます。 Caust.は外傷や火傷後の収縮したケロイドにも使われます(他にGraph.Sil.)
関節と神経が大きく影響を受けており、慢性リウマチと麻痺のレメディー<Rhus-t.Sulph.Caust.>として、アメリカの著名な医師ホメオパスであるファーリントン Farrington のトリオ(3大レメディー)のひとつに挙げられています。 関節の痛みやリウマチの傾向があり、他の身体症状と同様に、乾燥した寒い気候で悪化し穏やかな湿度のある気候で好転し(Rhus-t.の逆)、ベッドの温かさや温湿布等で痛みは軽減します。こわばりを伴なって、背中や首やその他の関節が痛む。座った状態から立ち上がる際に悪化。夜、足指や足裏の突然の痙攣。筋肉の収縮やひきつり、感覚神経器官が影響を受け、麻痺感(ピリピリ・チリチリ)が強い。(Med.も収縮と焼ける感じを伴なうが、Caust.の方が麻痺感が強い) 食事に関しては燻製肉、ソーセージ、塩辛いものが大好きです。

妊娠・授乳期
妊娠中に食欲が減退し、甘いものへの嫌悪が増進する傾向。また性欲もなくなり、出産後欲求が戻るまで期間を要します。
関節の痛みは焼けるような縫われるようで、ベッドで温まると鎮まります。普段から身体的にギクシャクしてつまづき易いので、妊娠中は特に気を付ける必要があります。下肢は夜にじっとしていられなくなります。妊娠中の尿漏れは、くしゃみや笑ったり、歩く事で起こり、冷えが原因でひどくなります。 分娩後の尿閉。 授乳の問題が生じやすい。疲れや不安から乳量は少なく、乳首の乾燥、ひび割れの傾向。
コースティカムの赤ちゃん コースティカムはハーネマン医師が独自に調合して作られた化合物です。 その過程で炭酸カルシウムを焼く以外は酸素を使わずに反応させており、その為か 酸素不足による慢性症状に適合するレメディーです。 新生児で低酸素血症により脳に影響が出るような場合、72時間内毎時間 メインのレメディーとしてCaust.は最重要のレメディーになります。 妊娠中のお母さんの精神的、肉体的トラウマは子供に影響すると言われていますが、 コースティカムの場合、強い哀しみなどのショック、また、出産時の肉体的に困難な状態は脳神経機能に何らかの影響を与える傾向があります。 例えば誕生時に肩が通らず鎖骨を骨折する事例が、前述のD.Grandgeorgの著書に紹介されています。典型的には誕生時の怪我に起因する麻痺、ひきつけ。寒さに晒された後に生じる顔面神経麻痺等。
コースティカムさんの子育て~以下はホメオパスの主観です~
正義感が強いとされるコースティカムさん。親にとっては、意固地で理屈っぽい上にわがままで、育てにくいと感じるでしょう。
学校や友達の間では気を張って、いじめられている子に同情したり守ったり、より強い子は不正だと思う事に立ち向かったりするので、家庭に帰った時にはクタクタになっているかもしれません。コースティカムさんの怒りのポイントは「不公平だ!」「ずるい!」でしょう。お兄ちゃんの方が優遇されている、おやつが多い!等から始まって、あらゆる面で不公平感に腹を立てています。ライコポディウムさんと似ているようですが、Lyc.がプライドが傷ついて激しく怒るのと違って、「正しくない」ことへの怒りが強いのです。
小さい頃は感受性の高さから、母子分離不安が強く、お母さんが事故に遭ったらどうしよう、と家族や保護してくれる人を失う最悪を想像してビクビクと恐れます。
もしかしたら、怒りのポイントが人とは違う為に「わかってもらえない」とより意固地に入っていくかもしれません。何を不公平だと感じたのかを聞き出して、筋道をつけて理解できるように説明をしてあげてください。
小さい頃の不公平感は、調整が必要なことが多いです。例えば、お兄ちゃんは身体が大きい分、より多く食べるのは不公平ではありません。小さい頃から、お年玉を均一にせず、年齢に合わせて金額を変えるなど、説明と共に「平等の定義」を理解させることが必要かもしれません。
「ホメオパシー心理学」のPhilip M. Baileyはコースティカムさんの大きな思い込みのひとつは「自分は悪くない」という無実の被害者の意識があるといいます。
その為に、何か自分にとって不快な意に沿わないことを言われると、自分への攻撃や重大な裏切り行為ととり、相手への恨みが募っていきます。
Merc.も周りに敵を見ますが、マーキュリーさんは物理的に生存を脅かされる敵の存在を見、Caust.の見ているのは(自分なりの)不条理を感じる敵の存在です。
(→Merc.とCaust.はイミニカルの関係になります。続けてとると悪化になりますのでご注意ください)
ここに、コースティカムさんの子育てがかなり難しいという根拠があります。
子供は視野が狭く、わがままなもの だけで済まされず、コースティカムさん本来の頑固さが相まって、親にとっては「扱いにくい」となりがちになります。
もし、外でエネルギーを使い果たして、家で安心感を得られていない状態であれば、どうぞ彼/彼女なりの正義感や優しさを言葉にして褒めてあげて下さい。お友達への共感力をきちんと褒めてあげることで、自己肯定感が満たされていくらか落ち着きを取り戻すでしょう。
スキンシップはいつでも引きつった子供の心を緩めます。子供に頑なさを見るならば、お母さん自身も毎日頑張って、子育てや仕事をこなし、「引き攣り気味」かもしれませんね。
家では頑張らなくてもいいんだよ、と言って自分と子供をなでなでしながら労う時間、必要かもしれません。
もうひとつ大事なことは、お母さん自身の被害者意識の見直しと、「正しさ」の見直しです。被害者意識が強いと、無意識に加害者を自分の周りに現わします。『私は正しいはず』「私は間違ってない」という意識はそのまま相手への批判や責める気持ちは「あなたが間違っている」「あなたが変わるべき」という周囲への攻撃になるのですね。
子育ては、自分育て。子供はいつもお母さんと一緒に成長していきます。

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