サイコティック(淋病)マヤズムのグループに入ります。
サイコティックマヤズムの特徴は、「過剰」です。
過剰な炎症、過剰な分泌物、過剰な毛や腫瘍・できものなど。
精神的にも過剰=強欲な傾向で、たくさんの物、人、何でも多くを望みます。
今回は、子供の根本体質レメディーNo.1のPuls.ポースティラ(プルサティラ)です。
野生のアネモネ(セイヨウオキナグサ)、別名ウィンドフラワーといい、風向きによって、
あっち向いたりこっち向いたり不安定なその花と同じように
感情も、症状もその変わりやすさが大きな特徴です。
体質が合っていれば、とても多くの症状に使う事ができるレメディーです。
誰かと一緒にいたい
愛らしく穏やかで優しい気質。
内気で臆病なところも持ち合わせています。
ちょっとした事で感情があふれ、メソメソ泣く傾向があります。
気分の変わりやすさを埋め合わせるために、
常に安心させてくれる精神的な碇(アンカー)を必要とします。
これは子供でも、成長して大人になっても変わりません。
Puls.の赤ちゃんは、精神的なへその緒が切れず、ママの姿が見えないと泣き続け、
ママの代わりになるもの(親指や毛布、ぬいぐるみ)を吸ったりするでしょう。
Puls.ちゃんが子供なら、金魚のフンのようにママについて回り、
1人残されようものなら、泣き続けるか、病気になってしまいます。
Puls.さんがパートナーなら、
「私の事愛してる?」と逐一確認し、
「大丈夫だよ、愛してるよ♡」といつも言ってほしいのです。
(ちょっと、疲れますね)
お花のように、いつも感情的なお世話をしてくれる人が必要なのです。
愛が欲しいから、同情をあげる
繊細で従順な性質のポースティラさん。
優しく親しみやすいので、たいてい必要なものを手に入れる事ができます。
感情豊かで泣いたり笑ったりしますが、
欲しい物が手に入らないとき、病気の時は特に不安定さが顔を出します。
人を喜ばせようとしますが、それは愛や同情、気を引く為といった、
見返りを求めており、ここにサイコティック(淋病)マヤズム的な”操作性”が見えます。
熱には耐えられない
身体症状も常に変わりやすく、繊細です。
通常、分泌物は濃厚で黄緑~黄色です。
鼻カタル、痰、目やに、耳垂れ、下痢など。
外的な影響に過敏で
アレルギー物質
脂の多い食物(特に豚肉)やケーキ等で消化不良や吐き気、皮膚症状の悪化などをみます。
でもバターは大好きです。
口や唇は乾燥しますが、喉は渇きません。
発熱時にも水を欲しがらないのが特徴です。
寒い時は手足は冷えますが、風通しの悪い部屋や温かさが嫌い(温かい食べ物も!)で、
直ぐにのぼせてしまいます。
戸外では気分も症状も和らぎます。
以上のような感情的・身体的な体質が合っていれば、多種多様な症状に使われます。
(特に親和性のある部位は
精神、静脈、胃腸系、女性生殖器・女性ホルモン系、泌尿器系、呼吸器系)
頭痛、片頭痛、ものもらい、結膜炎、咽頭炎、気管支炎、膀胱炎、神経痛、関節炎
落ち込みや鬱、アレルギー性鼻炎、花粉症、おたふく風邪他、
さまざまな症状に使われます。
感情を抑えると身体症状が悪化する
幼稚園に行き始めたPuls.ちゃん。
頑張って幼稚園バスに乗ってママにバイバイしますが、
心の中はママの事でいっぱい。
ママと一緒に居たい気持ちを抑えて数日、風邪をひき、中耳炎。
風邪をひくたびに中耳炎を繰り返すといった時に役に立ちます。
症状が、咳でも、湿疹でも同じです。
Puls.のママ
妊娠中にブルーになりメソメソしがちです。
授乳中、乳を上げている最中にもすすり泣く傾向。
同情してほしくて、同情されると笑顔になれます。
妊娠悪阻や出血、分娩中の背部痛や後陣痛、授乳中の問題(乳腺炎、痛み)他にも使います。
Puls.タイプの方が鉄剤を過剰摂取した際、貧血を起こした場合にも有効です。
また、Puls.は逆子に使われるレメディーです。
ママが赤ちゃんの存在を忘れて忙しくしているので、機嫌を損ねて逆子になると思える程、Puls.をあげて、ママが話しかけながらお腹を撫でるとぐるんっ!と元に戻ります。
思春期以来の症状への主要レメディー
ホルモンの影響を受ける思春期、
親からの自立を強いられます。
Puls.さんにとって、困難がつきまとい、様々な症状が現れます。
感情的な落ち込み、無月経、月経困難、PMS、白い帯下、ニキビ、蕁麻疹、めまい、喘息など。
はしかの主要レメディー
風疹、麻疹にかかった時の主要レメディーです。
麻疹の予防接種後の悪影響が見られた場合にも良いとされています。
Puls.の子育て
Puls.さんは、とてもデリケートですが、柳のように芯はしっかりしたものを持っています。
また、子供たちの多くは遅くとも10才位には他の根本体質に移行すると言われています。
今お母さんにべったり依存していたとしても、無理に離さず、少しずつ少しずつ。
何かを自分で考えて行動することが、とても自由で楽しいことを、先ずは話して聞かせてあげてください。
親として、一番やってしまいがちなのは、ママのぬくもりを求めているお子さんに、
レメディーだけを与えて、肝心のケアをしない事。
それをすると、レメディーを嫌いになってしまうので、お気を付けください!
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