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執筆者の写真ホメオパシーolive湘南辻堂

根本体質がわかる⑦Kali-s.ケーライソーファー


kali-s.の原料は硫酸カリウムです。

シュスラー博士の12生命組織塩の1つとしてお馴染みでしょうか。

炎症が進んで、膿が排出されている状態(炎症後期)に使えるとても有用なレメディーです。


根本体質としてはPuls.と関連が深く、よりイラついているポースティーラさんです。

では、Kali-s.を見ていきましょう。



イライラしているポースティーラ


Kali-s.さんのエッセンス(中核)は

「サポートを求めている家族やグループから侮辱されている」です。

家族や属しているグループからの評価されたいと強く思っているので、

その為に真面目に努力を惜しまず、思いやりもあります。

でも同時に、評価されていないと思っているので、

彼らに対して怒りを感じているのです。


こういった気持ちが昂じてくると次第に不安定になっていき、

優柔不断で臆病で敏感な性質が現れてきます。

不安でじっとしていられない、怠惰で無関心になっていきます。

子供はせっかちでいつも急いでいます。



暑がりさん


Puls.さんと同じく暖かい部屋が嫌いで、

温かい部屋では何もやる気が起きず、より怠惰になります。

Kaliと名の付くグループはたいてい寒がりですが

Kali-s.とKali-i.は例外的に身体が温かい傾向です。

外気の中で歩いていると次第に調子が良くなってきます。

総体的に熱さや、寒さ→暖かさへの気温の変化で悪化します。


小心で過敏


Kali-s.さんは過敏さが大きな特徴の一つです。

臆病で自信がないので、簡単に驚きます。

音に対して過敏、寝ている時にもちょっとした物音でびくびく怖がります。

エネルギーが少なくすぐ疲れるので、勉強も積極的にはやりません。

心配事があると簡単に疲れてしまいます。

物事を決められず、優柔不断



アトピーや鼻炎の傾向で黄色い分泌物


肌の状態や、粘膜の状態は、炎症が化膿した状態になっています。

膿は黄色く、ハミガキペーストのようにねっとりしているかもしれません。

乾癬で黄色い膿がでるもの、ふけが黄色いくねっとり大量に剥がれるもの、

風邪をひいて、中盤以降、ねっとり黄色い痰がでる、

特に子供のインフルエンザ後の咳、胸でガラガラ鳴る気管支喘息などにも使われます。

副鼻腔炎をおこしている状態などでは、臭いが分からなくなっているかもしれません。

甘い物が大好きで、それは肌の状態を悪化させます。




Kali-s.の子育て


Puls.にあって、Kali-s.さんに無いものの一つは自己肯定感です。

ただ、Puls.よりも心身の状態が落ち込んでいます。

「真面目にやっても褒めてもらえない」と怒っているのですから、

Kali-s.のお子さんであれば、家族から認められる事は大きな自信につながります。

褒めてあげながらも、他人の評価によって自分自身の価値を決めている状態からは抜け出す必要が出てくるでしょう。

本当の自己肯定感を育てるには、お母さん自身が周囲の人の評価を気にして生きていないか

深く問い直す必要がありそうです。



Kali-s.を使用にあたっての補足説明


熱い部屋や体温が上がり熱されると機嫌が悪くなったりするところや

濃厚な黄色い分泌物が見られるところはPuls.さんにそっくりなので、

Puls.をあげて、部分的にしか改善が見られない時にKali-s.を使うことが多いです。


分泌物がより濃厚なので、耳管に粘液が詰まり、一時的に難聴になっている。

がらがらと咳をして吐き出しにくく、結果飲み込んでしまう。

舌を見ると、舌苔が黄色くぬるぬるしています。

夜は体温が上がり、暖かい部屋で悪化して機嫌が悪い、

などは子育てでよく遭遇する場面ですね。


※Kali-s.を皮膚症状に使う場合は悪化を防ぐ為、

XポーテンシーまたはLMポーテンシーなどから

始めます。



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